フラワーレメディとは

フラワーレメディとは

フラワーレメディとは、野花や草木から作られた自然のエッセンスです、飲み物などに数滴落として体内に取り入れることで、心の平安を取り戻したり、否定的な感情に対処するための癒しのシステムです。

イギリスの医師であり胃腸学・細胞学に長けていたエドワード・バッチ博士が、花びらについた朝露が人の感情を安定させる効果があることに気づき、1936年に完成させました。

赤ちゃんからお年寄りまで、またはペットや植物にも安心して使えます。

4つの特徴

38種類のエッセンス

さまざまな種類のフラワーレメディがありますが、その数は38種類と決められており、これ以上増えることも減ることもありません。
38種類といっても、複数のフラワーレメディによって何億という組み合わせになりますので、人間のすべての感情や精神状態にアプローチできると言えるでしょう。

作成方法もとてもシンプルです。植物の花の部分だけをミネラルウォーターに浮かべ、3時間ほど太陽光に当てて原液を作る「サン・メソッド(太陽法)」や、花や茎や枝を鍋に入れ、30分ほど煮沸して原液を作る「ボイル法(煮沸法)」があります。
これらの作り方はフラワーレメディが完成した当初から変わっておらず、今でも同じ方法で母液が作られており、公式のフラワーレメディにはバッチ博士のサインが入っています。

自然治癒力の向上

よく目にするアロマオイルは、嗅覚気や皮膚を通して身体に働きかけて影響を与えます。一方フラワーレメディは、飲み物などと混ぜて飲むことにより、体内に直接取り入れます。そして感情に働きかけて心の状態を改善することにより、本来備わっている自然治癒力を向上させ、心身の健康へと導きます。
現代の医療では、「補助療法」や「代替医学(ホリスティックアプローチ)」という名称で呼ばれています。

副作用がありません

フラワーレメディの最大の利点として、薬ではないので完全無害であり、習慣性や副作用が一切ないことが挙げられます。もし自分にあわないフラワーレメディを選んだとしても、ただ効果が現れないだけで、問題は一切起こりません。
さらにどんな医療との併用も可能で、他の薬との飲み合わせも可能です。

また、バッチ博士の遺した言葉に「汝、自信を癒やせ。」というものがあります。フラワーレメディを取り入れ、自分の心に耳を傾けながら「静かに考える」ということこそが、すでに回復への第一歩となっているのです。

ご自身では変えづらい「感情」と「反応」にアプローチします

人間の行動の要素は「行動」「思考」「感情」「反応」の4つに分けられ、このうち「感情」「反応」は自分ではコントロールしにくいと言われています。”怖い”と感じて震える体を無理やり抑えることはできないし、緊張してダラダラと出てくる汗を止めることも難しいですよね。

この変化しづらい「感情」「反応」へのアプローチが可能なのが、フラワーレメディです。フラワーレメディは心に直接効果をもたらすことができるため、不安や緊張やイライラといったマイナスの感情と、それに伴って生じる身体の反応に対して改善へと導く作用があります。

フラワーレメディの種類一覧

以下の表のレメディの名前をクリックすると、詳細な説明がご覧いただけます。

レメディの名前 ネガティブの指標 ポジティブの指標
アグリモニー うわべは快活だが内心は悩みで満たす 心の開放と内なる平和
アスペン 原因の分からない漠然とした不安や恐れ 安心感と前向きな姿勢
ビーチ 人の長所が見えにくく批判的 思いやりと寛容性
セントーリー 人を喜ばせようとし過ぎて言いなりになる 思慮深さと自己表現
セラトー 確信がなく人に意見を聞きたがる 自分の知恵と判断を信頼できる
チェリープラム 心の制御を失うことへの恐れ 落ち着いて自分をコントロールできる
チェストナットバット 経験から学ばず、同じ失敗を繰り返す 柔軟性と学習能力
チコリー 愛する人に干渉し、愛を求める 無条件の愛
クレマチス 空想癖・夢見がち・上の空・不注意 現実に着地
クラブアップル 潔癖・些細なことが気になる・自己嫌悪 ありのままの自分を受け入れる
エルム 仕事と責任感の重圧で一時的に自信喪失 有能さと自身の復活
ゲンチアナ 落胆して心が動揺し、くじけやすい 信念と楽観主義
ゴース 何をやっても無駄と絶望 希望を持って前向きに生きる
ヘザー 話好きで、自分のことばかり話す 他人のことを考える聞き上手
ホリー 人への嫉妬・嫌悪感・猜疑心・攻撃 愛と信頼
ハニーサックル 過去の思い出に浸り、懐かしむor後悔する 今ここを十分に生きる
ホーンビーム 月曜病・やる気が起きない・精神的疲労感 バイタリティと生き生きとした心
インパチェンス 忍耐力に欠け、すぐにイライラ 忍耐力・内なる平和
ラーチ 劣等感・自信がなく失敗が恐い 自信と想像力
ミムラス 原因が分かっている恐れや不安・小心 静かな勇気
マスタード 理由もなく悲しく、憂鬱 喜びが戻る心の安定
オーク 常にがむしゃらに戦い続け、頑張り続ける 時には肩の力を向く真の勇気と強さ
オリーブ 心身ともに疲労困憊・エネルギーの枯渇 人生への興味と活力の回復
パイン 自分を責めて罪悪感を感じる 中バランスの取れた責任感と自己の尊重身
レッドチェストナット 愛するものへの過度の心配と懸念 平静や安心感を人に与えられる
ロックローズ 強いパニック的恐怖 不測の事態でも冷静さを保てる
ロックウォーター 頑なに理想や主義を追求し、自己抑圧 柔軟性と自主性
スクレランサス 優柔不断・ためらい・気持ちの揺れ 決断力の均衡
スターオブベツレヘム 肉体的・精神的・感情的なショックやトラウマ ショックが癒される・トラウマの開放
スイートチェストナット 完全な失意・極度の苦悩・暗澹とした見通し 絶望からの開放と新たな人生への変容
バーベイン 強い信念・他人を説得しようとする熱意 リラックスして広い視野を持てる
バイン 自信家で、自分のやり方で人を支配したがる 他人への配慮で賢明で愛されるリーダー
ウォルナット 人生の内面的変化、環境変化に影響 影響を受けることなく自分の道を開く
ウォーターバイオレット 自尊心が高く、人との距離を置く 他人と共感し喜んで人を助ける
ホワイトチェストナット 繰り返し想念し、不安が頭から離れない 集中力と精神状態のバランス
ワイルドオート 見えない人生への岐路・選択 人生の目的を見つける
ワイルドローズ 無力感・現実は変えられないと感じる バイタリティと人生への興味
ウィロー 被害者意識・自己憐憫 許しと信頼自分の人生に責任を持つ
レスキュー 緊急時のサポートに 平常心が取り戻されます

レメディを学びたい方へ

家族やご自身の為に…心のメンテナンスサポーターになれるフラワーレメディ基礎講座を開催しています。

フラワーレメディは、イギリスの医師が発明した心の癒しのシステムです。自然療法でありながら心理学と同等の歴史があり、現在では60か国以上の人々に使用されています。

☑ メンタルヘルスに興味がある
☑ 心にはどんな感情・精神状態があるのかを知りたい
☑ 穏やかな変化で、副作用のない安心安全な癒しが欲しい
☑ 心理学のプロにカウンセリングの手法を学んでみたい
☑ 家族や自分の為に、心の癒しのシステムを会得したい

これらの項目に当てはまる方にお勧めしております。
「心理学なんて勉強したことないから不安…」「なんとなく難しそうで、付いていけるかな…」という方も大丈夫!そんな方にも気軽に学んでいただけて、どなたにでも使えるレメディをご提案できればと思っています。

開催情報は随時ブログでご案内しておりますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。
現在はZoomで開催しておりますので、全国どこからでもご参加いただけます!

講座の開催情報はこちら

バッチ博士の遺産

フラワーレメディの生みの親であるバッチ博士は、研究の中でさまざまな資料を作りました。しかし「後世の人が迷ってはいけない」と、すべての情報を一冊の本にまとめ、その他をすべて焼き捨てました。
その一冊の本こそが『バッチ博士の遺産』。この本は、『なんじ自身を癒せ』と『トゥエルブヒーラーとその他のレメディ』という二つの内容で構成されています。

このうちの『なんじ自信を癒せ』は、フラワーレメディのカウンセラーにとって聖書のようなもので、迷ったときに原点に帰ることのできる素晴らしい著作です。

そんなバイブルの第1章~最終第8章までを、以下のページで要約してご紹介させていただいております。
ご興味のある方はぜひご覧になってください。