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修復途中に起こりやすい事: 許すことができない(前半)



100日間・夫婦修復カウンセラー高田みすみです。


もしかしたら以下のような
忘れられない事が
あるかもしれません。



ご主人が、浮気をしていた、とか、
貴女に暴言を吐いたことがある、
などです。



思い出すと、カーっと頭が熱くなり
怒りが収まらない、とか、
一生許せない!!


思っているかもしれません。



私の母は、父から若い時に
こんな事を言われたことがあり、
ずっとその言葉を
忘れていませんでした。


「お前と結婚しなければよかった」

という一言。


傷つきますよね。


父は、実はこんな暴言を吐いたこと
一切覚えていなかったのですが。


父は、なんだかんだと若い時には
あったみたいですが、
一番大事にしているのは母である事、
それは、私からも感じることはできました。


母の方はどうかというと、
高齢となり認知症を患ったということもあり、
その事を忘れることができたのかどうか、
分かりません。


しかし、認知症初期のころは
記憶が曖昧になっていても、その話は
変化することなく今起こったかのように
時々思い出した話していたので、
母に与えたその一言は
心をひどく傷つけたのだろう
と想像します。




人を許す、ってとても難しい事ですよね。
私も、どうやったら許せるのだろう、
と、夫の件以前に、父との関係性で
悩んでいたこともあり、
方法を模索していたことがありました。



また、クライアントさんの中でも
ご主人や、お父さん、そしてかつての恋人の事で
許せず苦しんでいる方がいらっしゃいますので、
「許す」ということが課題の方が多くいらっしゃる
ことは想像できます。



この苦しみからどう脱出すればよいのでしょう。


方法は、二つあります。


経験を受け入れ、私自身を受け入れる事。
②忘れる時間を持つ事です。



まずは、難しい方のやり方の説明。
つまり、一つ目の経験を受け入れ、
私自身を受け入れる事です。






例えば、
母親から拒絶された男の子がいるとしましょう。
その母親は本当は子どもが欲しくなかったのです。


この場合、経験を受け入れるとは、
自分の母親が、
本当は子どもが欲しいと思っていなかった為に
自分を拒否したのだという事実を
ありのままに受け入れることを意味しています。

 

一方、自分を受け入れるとは、
自分がそういう母親を恨んだことを
ありのままに認め、それを許す事。
 

母親も裁かず、自分も裁かず、
それぞれが苦しんだことを理解して
思いやりの心を持つことなのです。


書くと簡単ですが、
そういう境地に至るには
時間がかかりますし、
そうなれた!と一瞬思える勘違いもあったりで、
なかなか難しいです。

 

特に後半の
自分自身を理解し、尚且つ、
相手をも理解する。
そうせざるを得なかった気持ちを
双方に理解していくことは
容易ではありません。



ジーっとその事に取り組んで
悶々としても怒りばかりが吹き上がってきたり、
自分を責めたりでしんどくなってしまいます。


難しい方法ですが、
いつか私もその境地に至れると信じてみる事
貴女の未来を明るいものにしてくれるでしょう。


私自身がそうでした。

まずは、そうなると
楽になるんだな。

ということを知っておくだけで今は良いです。

次回 

修復途中に起こりやすい事:許すことができない(後半)
に続きます。

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