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「ちゃんとした人」が夫婦修復できるのではないですか?

夫婦修復に関して
こんな質問を頂くことがあります。


「普段からちゃんとした人が修復できるのでは?」
「私なんか、何もとりえが無いので、夫は離れて行くばかりです。」


というご質問です。

「ちゃんとした人」ってどんな人なのでしょう。

皆さんの思うちゃんとした人とは、
例えば、


・家事や育児をパーフェクトにこなす人
・仕事も家の事もやっている人
・人付き合いをまめに行う人
・高学歴の人
・若くてきれいな人



そんなことを思っていませんか?

しかし、本当にそうなのでしょうか?



周りで上手く行っているご夫婦を
ちょっと見てみてください。


これらに当てはまっていますでしょうか?


目立つイメージの人って
思い浮かべやすいですが、
そういう人たちばかりを
思い浮かべてはいけませんよ。


周りのご夫婦を全体に
くまなく思い浮かべてみてください。


そんなご夫婦ばかりではないですよね。

年配のご夫婦でも
仲良くいらっしゃる人もいる。

高学歴ではない人も、
そして、あまり人づきあいが得意ではない人も、
完ぺきとは言えない家事育児の人でも
上手く行っている人は上手く行っている。



それって何故なんでしょうね。


いくつかある中で、
とても重要なこと。


それは、
相手に感謝の気持ちを持っている事。


これです。



以前、私のところにお越しになっていた
クライアントさんで、こんな素敵な女性が
いらっしゃいました。


メンタルに時々大きな不調が訪れ
その当時、定期的に、お越しになっていたのです。
調子を崩すと、ご飯も中々作れない。
家で寝ていることが多い。
ということが続いていました。


でも、御家族全員が、
その奥様に対して
いつも協力的でした。
ご主人にも大事にされていることが
言葉の端々で伝わってきます。

私はとても不思議でした。
私の場合、父母の介護で疲れ切り、
メンタルで不調をきたしたとき、
家族は何もしてくれない。
という気持ちが強かった
のです。



ちゃんとしていないとダメなんだ。
ちゃんとしていない自分は
家族にも愛されないんだ。
いくら、しんどくても、
ストイックじゃなきゃ。
自分を責めている時でした。

秘訣が知りたいと思い、
クライアントさんに意を決して
聞いてみました。
「これは、私の純粋な興味なのですが」と。



ご本人はそれが当たり前なので、
「特別なことはしていませんが、
でも、夫婦仲は良いです。」

とおっしゃるのです。

分かりませんよね。
何故なんでしょう。


でも、ある時、分かったことがあります。


彼女の言葉には
常に感謝の気持ちが含まれています。



しんどい時、
家族に何かをしてもらう時、
いつも感謝の言葉を付け加えられていることが
見えてきました。

「ごめんね。○○やってくれてありがとう」
「○○してくれて、感謝してる」



という言葉です。
それは、表面的ではなく、
心から彼女が伝えている言葉である事も、
私に伝わりました。
それは当然、家族にも伝わっているのです。



私自身を振り返ってみると、
感謝の気持ち、というのはなかったのです。
「なんで、分かってくれないの?」
「なんで、助けてくれないの?」
そんな不満で一杯でした。

今日やってすぐ明日には
上手く行く!ということはないかもしれませんが、
日々の積み重ねが、
彼女という人柄を作っていき、
何かあったときには
「助けたい」という気持ちを湧かせてくれる
慈愛の気持ちを生むのだろう
ということが分かりました。



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