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「執着を手放す」とは?「夫を諦める」ではないんですよ。

■執着って?


よく、「執着を手放そう!そうすると楽になるよ」
といわれますよね。

自己啓発本にも
「執着」とAmazonで探すと
沢山の執着手放し本が出てきます。

夫婦修復の際も
この「執着を手放す」は関係してきます。

しかし、多くの人が
その言葉を聞いて勘違いをしています。

良い夫になってもらうよう求めることをやめる。

とか、

夫を居ないものとして世界を観る。

という「諦める」に近い意味だと取り違えているようです。

実は、そういう意味では
ないんですよね。

執着を手放すということは
「こうあるべきという考えを捨てる。」
という事です。

人は
実は「ない事」ばかりに目が向きやすいのです。

例えば、

友達が少ししかいない。
自分には良いところが無い。
こんな事も出来ない自分がいる。
部屋にテレビが無い。
安心できるところが無い。
時間がない。

という自分のないものばかりに目が向きやすい。

夫に関して言うと、

お洒落じゃない。
片付けをきちんとしない。
家庭的じゃない。
誕生日プレゼントをくれない。
私の事を空気にしか扱っていない。

などなど。
ご主人に対してないものばかりに
注目していませんか?

執着を手放すとは、自分の中の

「こうあるべき」というべき思考を取っ払おう!
という考え方です。

それを取っ払うとどうなるでしょう。




■捉え方でこんなに違う

ある例で話をしますね。

賃貸の小さなアパート暮らしをしている、
主婦Aさんと主婦Bさんの話。


小さな賃貸のアパート暮らしでも
全然満足していて、家族が幸せで、
心地よい家庭が築けたらいい!
と思っているAさん。


かたや、次々と周りの友達が
アパート暮らしを脱して、
マンションを購入したり、
持ち家を建てたりしているのを見て、
「なんでウチはそれが叶わないの?」
と不満を募らせていっているBさん。


二つの家庭にはこんな差があります。

Bさんの家では喧嘩が絶えません。

ご主人に対して
「いつもこんな風に一生懸命働いているのに
なんでウチはずっとアパート暮らしなの?!」
と不平不満をぶつけています。

Aさんは
片付け上手になり、私のセンスの見せ所!と
断捨離を楽しみ、お気に入りのインテリアで整えて、
気持ちよく過ごす事に意識を持っています。

ご主人も家に帰ってくつろぐことができています。


どちらが幸せですか?

Bさんの場合はたとえ、
一軒家、マンションを手に入れたとしても
次のないものを見つけて、
きっと不平不満をぶつけてくるでしょう。

ないものを数えていてはキリが無いのです。

■「足るを知る」には続きの言葉がある


その場で活き活きと過ごすのは
環境のせいではなく貴女の意識の問題。

いかにご機嫌よく過ごすかは執着・こだわりに気が付き、
それらを気持ちよく捨てる事。

そうすると、沢山の幸せを感じることができます。

そう言えば、

「足るを知る」という言葉があります。

これは
老子の言葉なんですね。

新しく何かを得ることで満たされるのではなく、
今の状態で満足していることを意味します。

老子は、

人間の欲望は尽きないという前提に立ち、
足るを知らない状態では、
常に足りないものを追い求めるため、
満たされることがなく、
幸せになることができないと説きました。

実はこの言葉には後の言葉が続いています。

「足るを知る者は富む」です。

Aさんのように、今ある事に目を向け
満たされている気持ちになり、幸せを得ているのです。

是非、貴女も
「足るを知る」⇒「富む」

という幸せな生活を是非してほしいな、
と願っています。


まずは、小さな第一歩。
変化は怖いと思っている貴女も
小さなステップで未来を変えて行けますよ^^

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