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「何が足りないから夫と上手く行かないの?」と自分を責めている時

100日間・夫婦修復カウンセラー高田みすみです。
 

今日は、元会社の上司の講義のサポートで

お世話になっている大学に行ってきました。

大学を卒業してすぐ、入社した先の

直属の上司で、かれこれ、

30年のお付き合いになります。

とても、可愛がってもらって、

今もご縁があって定年退職後
夫の会社に来ていただいています。


途中、全然お会いしない時期もありましたが、
人のご縁って不思議です。


繋がる人とは長く離れていても、
また繋がるようになっているんですね。
ありがたいです。



さて、本題です。



いきなりですが、

・ここいつも汚いね、もっと綺麗にしたら?と言われる。
・そんなこともできないの。馬鹿じゃないの?と馬鹿にされる。
・「ちッ!」っと何かをしたタイミングで舌打ちされる。
・女性と遊んできたことをあからさまに報告してくる。
・お前がこうだから子供がこうなるんだと責められる。


など、ご主人が貴女をないがしろにする、
馬鹿にする、否定をするなど、
ご主人から
貴女が自己肯定感を下げてしまうような、
行動や発言をされること
はありますか?


そんな時、
「私には何が足りないんだろう?」
「私ってなんでいっつもこう失敗ばかりするのだろう」
「私って価値がないのではないだろうか」



とどんどん自分にダメ出しをして
しまう場合があります。



ご主人に合わせ、自分の気持ちを押し殺し、
自分がどう感じているか、どうしたいのか、
分からなくなってしまう事さえあります。



でも、
どんなに頑張っても、
ご主人にぴったり合う貴女になる事はできません。
そして、
ご主人は貴女の心を埋めてくれる
絶対的な存在でもないのです。


 

貴女は欠けてもいないし、
失敗しない人はいないし、
貴女は存在するだけで価値があります。





心理学者で有名なユングのこんな話があります。

ある中国学者から聞いたエピソードで、
カウンセリング技術の例えとして
ピックアップしています。


その例えが今回の話にぴったりで、
表現し辛い感覚を伝えるには
良いエピソードだな、
と思ったので思い出しながら
書きますね。


**

ある、中国の地でひどい旱魃(かんばつ)が続き、
数カ月にわたり、雨が降らず状況は壊滅的でした。


様々な専門家が来てその状況を
何とかしようとしましたが、
結果は上手くいきませんでした。


そこで、最後の手段として
「雨乞い師」を他の地域から呼んできました。
たった1人の雨乞い師と呼ばれる老人が


やって来ておこなった事はことは、
一軒の静かで小さい小屋に
三日間こもっただけ。


四日目に雲が立ち上り、
雪の嵐となったのだそうです雪の結晶


中国学者は不思議に思い、
後にその老人を尋ねました。
そうするとその老人は
「私が雪を降らせたのではありません。私がやったのは、
自分自身が自然の状態にに戻るまで待っただけです。」

というのです。


あの土地に行って感じたのは、
天の定めによってあるべきとされている
秩序が保たれていなかった、だけ、というのです。


その地に行ったことで、
自分自身も自然の状態《道(タオ)》でなくなったので、
自分の状態が《道(タオ)》に戻るまで
待っただけ、という事だったのです。


《道(タオ)》…人間社会のあるべき道ではなく、
人間の価値観では決して推し量る事の出来ない大きな道、
万物斉同の老子・荘子の考え



では、この話に出てくる人、事を
以下の内容に変えてみてください。


「雨が降らない状態」
→ 「今の夫婦関係」
 

「あの手この手を変えて雨を降らせるよう
努力している街の人たち」

「ご主人の為に、怒られないよう、
嫌みを言われないよう、気を使っている貴女」



「雨乞い師」
「貴女の本来の自分」


そのように想像してみてください。



貴女は貴女のままで良い。
本来の、貴女自身、
つまり、自分を大切にできて、
何にも恐れもなく、喜びを体験し、
貴女が自分の使命を全うする為に
生まれてきたことを
知っている貴女に戻る。


そういう澄んだ状態に戻れる感覚を
得てもらえたらなと思います。


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