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夫に貴女の気持ちを理解してもらうには?


■今は旅行に行く仲だけど数年前は

連休、家族で別府へ車で旅行に行ってきました。
岡山から別府というと、ざっと500キロほどかかりました。
結構な距離です。

食べる事が好きな夫なので、ご当地のグルメには目がありません。

別府では「想夫恋」という焼きそばを食べ、

パリッパリの太麺焼きそばでタレが美味しい!

焼きそば発祥の店と言われています。

帰りには、山口の「瓦そば」を食べて帰りました。

瓦の上で焼いてるんですよ。

緑の茶そばと牛肉などのトッピングとの相性が抜群

今はこんな風に仲良く旅行も行っていますが、
夫と上手く行っていない数年前は、
寂しい家だな、孤独だな、と感じていたんです。


父が亡くなって、書類の山に追われ、
母の介護に疲れ、長女の就活、次女の進学、
私一人が何もかもを背負っていた気持ちでいました。



そうすると、喧嘩が絶えません。


書類の事で分からない事があって
頭を抱えていても、誰も知らない顔。


考えても調べても分からなくて、
ご飯も作らないといけない。
 

夫に聞いてもきっと答えてくれないことが
分かっていましたが、つい聞いてしまいます。



「これってどういう意味か分からん」
「ちょっと見て!」




と。声はすでに怒っていますよね。
くたびれた顔で、夫の顔を見ずに
物を頼んでいました。


夫は、
「しらん。」「面倒くさい」
「専門家に聞いたら?!」

などの一言で終わり。



携帯をいつも手にもって、肌身離さずです。
同じ空間にいるのに、距離は遠く、
何を考えているのかもわかりませんでした。


■私の気持ちを理解しない夫

その「面倒くさい」という言葉は
夫の口癖で、何か頼むとすぐ「面倒くさい」
と言っていました。
 

この「面倒くさい」を聞くたびに
私はムカッとなっていました。



それに歯向かって
「なんで面倒くさいっていうの?」
「もうちょっと手伝ってよ」

と私はいいます。


夫の口から次に出てくる言葉はお決まりで、
「うっとおしい」です。



そこから大げんかになり、
「なんで私の気持ちを分かってくれないの?」
と最後に捨て台詞のように叫ぶと、
大体、夫は
「俺の気持ちは分かっとんか?!」
と言い返されて、何も言えずに
険悪なムードが続く。



そんな感じの毎日でした。

■夫の気持ち?

今思うと、
「俺の気持ちは分かっとんか?!」
は、
「自分の事ばかり言ってるけど、
俺の気持ちを分かろうとしてくれたことはあるのか?」



というのが夫の気持ちだったんでしょうね。




言い返せなかった私は、夫の気持ちなんて

わかろうともしなかったし、

夫の気持ちが正直分からなかったのです




そう言えば、結婚してから半年後には妊娠して

子どもが生まれて‥‥。
ざっと、20年以上も
夫の気持ちを分かろうとしたことは
無かったかもしれません。



夫婦なんだからそれぐらいして当然


私が嫌だと感じるものは受け入れることはなかったし、
父の夫に対する冷たい態度に反感を持ちつつも
(父の会社で夫は働いていました)
父の言っている事も確かだ、と感じている気持ちもあり。



夫は自分の意思があまりなく、
穏やかな夫で、私の思う通り。



と天狗になっていた私が居て、
夫は家にいてもくつろぐところはなく、
居心地の悪い家庭だったと
きっと思っていたに違いないのです。



携帯を肌身離さず持っていた
ということは、その時はすでに
他の女の人に気持ちが行っていた、
と思って間違いないと思います。



浮気が分かった直後は
そんな夫の事を思い出して
やっぱり駄目な夫なのだ
腹が立って仕方が無かったのを思い出します。

■被害者ではなく加害者かも?

夫の浮気が分かり、自分を振り返り
夫婦を振り返っていく事で次第に気づいた事がありました。

色々過去の事を反芻して考えていると、
「俺の気持ちは分かっとんか?!」
という言葉が夫の口から出た時、
私は喧嘩をそこでやめようとしたのではなく、

実のところ
私はそれに応えることができなかったんですね。
自分のことばかりで
夫の事を実は良く知らなかったのです。


そして、私よりも口が達者ではない夫は
その言葉を伝えるのが精いっぱいだった。
そういう事に気が付き始めた時、
やっと、私は被害者ではないんだ
という事に気が付いたのです。



むしろ加害者だったのかも?とさえ思いました。
ずっと耐えていて、もう耐えられなくて、
逃げてしまった夫を責めることはできませんでした。

■貴女は夫を理解していますか?

私の夫と上手く行かなかったとき
の様子をお伝えしましたが、
 

貴女がもし、
「私の気持ちを分かってくれない」
と思っているとしたら、
ご主人の気持ちは理解していますか?
と一度聞いてみたいです。



そして、貴女がご主人と仲良くしたいのに
なかなか仲良くできない、と悩んでいるならば、
まずは、自分の気持ちを理解してもらう前に、
ご主人の気持ちを理解する事


そうすると、
「私の気持ちは」と求めなくなります。




何故か?



「私の気持ちを分かってもらう事」が
例え得られても、
次に得られないものに目を向けてしまい
常に渇望した気持ちになります。




でも、

「夫の気持ちを理解する」という与える愛は、
限界が無く、どんどん与える事によって
喜びを感じるようになるからです。



ご主人が嬉しそうにこっちを見て
笑っている姿だったり、家族が穏やかである事。



そして、期待はしてはいけないけど、
いつか、夫が貴女に愛情を向けて
くれるように希望を持てるようになってきます。



螺旋階段をゆっくり登っていくように、
どんどんと幸福感が増していきます。

楽しみにしていてくださいね。


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