その場を静かにしのぐ必要があるとき
私の人生の大先輩である、バッチフラワーレメディをこよなく愛する女性が
ある時このような事をおっしゃっていました。
「本当にしんどいときは、バッチフラワーに頼ることさえ、思いつかない、
というよりはばかれるような時があるのですね。このようなことは初めてでした。」と。
体調を去年から崩され、やっとこの春から少しずつ体が動けるようになったとおっしゃっていて、
今はバッチフラワーを飲みながら前向きに生活できている、といわれていました。
お元気そうな声を聞いて、安心しましたが、そういうときがあるのかな・・・。
と想像をめぐらしていました。
人にはそれぞれ節目のようなときが訪れるようです。
とても耐えがたく、この時を過ごして又再び元の自分に戻れるのか?と思えるようなことさえあるのでしょう。
私もある時、これでもか、これでもか、というほど色々なやらなければならないことが起こり、
忙しく毎日怒涛のような日を過ごし、平常の私ってどんな生活をしていたっけ?と
思い出すこともできないような状態が続いてたことがあります。
そういう時は、体力的にも結構限界を感じています。
彼女のことを思えば、元気に動いているのでありがたいと思わないといけないのですが、
これも抱えているときはそれぞれその人にとっては「大変!」と思ってしまうわけで、比べることでもありません。
やはり、そういう時は自分を省みたり、客観的に見る余裕がなく日が過ぎていて、
どんなレメディを飲んだらいいかも考える時間が無い、というのが正直な所。
そういえば以前、時期はそれぞれ違うけれども二人の友人が同じようなことを言っていました。
精神的、肉体的にすごく参っているとき、何かの助けを得た方が良いと思い、
それこそ大好きな本に手を伸ばそうと思ったけれども、
それも自分の意思が嫌がっているのを感じて読めなかった時期がある、ということを。
そう思い返してみると、どの人も直感的に、そうしなければならない、と頭で分かっていても、
実際奥深くの心が拒否してそんな場合ではない!今は静かにしているとき、と訴えていることを感じ取っているようです。
ハリーポッターがお好きな方は御存知だと思いますが、
シリーズ一作目の「賢者の石」の最後の方のシーンで、体がストーンと落ちてしまった場所が、魔法のかかった絡まった蔦の上。
もがけばもがくほど体中を締め付けていきます。
その時、機転を利かせた一人が「この蔦には魔法がかかっていて、もがくと締まるの!だから、体の力を抜いてじっとしていて!」
と友人二人に声を掛けます。締められるとつい抗ってしまうのが常。
しかし、その時覚悟を決めて力を抜くとすっと蔦が締め付けるのをやめます。そして3人は助かったのです。
そのシーンがまさに実体験としての比喩のように思います。
「力を抜いて時の去るのをじっと静かに待つ。
そんなことは長くは続かない、光がいつか見えてくる。」
どんなネガティブな状態でもバッチフラワーは当てはめることができる、と言われています。
体験として必要なことは学び、学んだら速やかに平常状態に戻れる希望があれば、レメディに頼ってみるのも良いかと思います。
何か行動を起こそうと思えるのはまだ元気な方。
何にもする気が起こらず、ただ、時間が過ぎるのをじっと待っているような状態のときに必要なレメディをあえて選んでみました。
こんな時こそ、必要なのかもしれません。
では、具体的にその場を静かにしのぐ必要があると思われる状態とはどんな状態でしょう。
・考える余裕がないほど疲れていて、何も考えることができないほど多忙な状態。
・こんなことがずっと続くのではないだろうか、平常の自分さえ思いつくことができない状態。
・もう諦めきっていて、喜びも、悲しみも麻痺しているようでただ単に日々を過ごしている状態。
・あまりにもショックなことが起こってしまい、何も考えられない状態。
このようなことが当てはまるのではないでしょうか。
私が考えられるのは3つのレメディがあります。
スターオブベツレヘム・・・過去のショックやトラウマが今でも癒されていないと感じる
オリーブ・・・心身ともに疲れていてエネルギーが枯渇している状態
ワイルドローズ・・・何もかも変わらないと感じ、気力がわかないただ生きているだけという感じ
レスキューレメディ・・・緊急のためのレメディ
【それぞれのレメディについて】
過去のショックやトラウマが今でも癒されていないと感じる場合、もしくは今そういった
ショックを受けてしまった場合に使えます。
徐々に心に平安が戻り、バランスを取り戻してくるでしょう。
心身ともに疲れていて、エネルギーが枯渇していると感じる時に使います。
介護、育児、体力も気力も落ちてしまって、一杯一杯に感じてしまうこともあります。
体力が回復してくるのを感じ、又上手く休息をとることが可能になるでしょう。
自然治癒力も高まると言われています。
何もかも無気力に感じ、楽しみも悲しみも感じない状態に陥っています。
長いトンネルの奥に光が見えてくるように少しずつ、
生きる楽しみを感じるようになるでしょう。
これこそ、お助けレメディですね。
ドキドキする事が待ち構えているときや、
ドキドキすることがあった後などに使えますが、
もう一つ、何も手につかないくらいテンパっているときや落ち込んでいるときにも使えます。
もし、上記の状態に陥ったら、そして今は何も考えることもできず、その場を静かにしの
ぐしかないと感じたら、この4つの中から必要なものをチョイスして見るのも良いでしょう。
※本文は以前のコラム2012年6月の内容をこのカテゴリー用に多少アレンジして記載しています。
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