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悩み総合:誰も分かってくれない③

『誰も分かってくれない』という題で2つのブログを書きました。
今回がシリーズ最後のブログです。

 

これまでの内容をダイジェストでお伝えすると…
①は、分からないのは当たり前という前提のお話でした。
「知覚された世界」により、見る人によって意識的にしろ、無意識的にしろ、
見たいものしか見ていないので、
通常、「しっかりこの人の話を理解しよう!」訓練を重ねた人ではないと、
なかなか、理解することは難しく、
また、そのプロと呼ばれる人でも完璧は難しいということでした。

 

 

②では、自分の事を本当の意味で理解できるのは自分。
そしてその方法についてでした。
今回は最後、2つ目の方法プラスαをお話しします。
2つ目の方法は、②を行ったうえでやるのが効果的です。
というのも、問題に直面しないで逃げているばかりだと、
いつもその課題が貴方の前に舞い込んでくるからです。
自分を理解する、という事をやった上で次のステップ。

 

それは、その問題を直視しないという事です。
できるだけ、時間をつくり、その問題にとらわれる時間を意識的に減らし、
自分の好きなことをやるというのが一番良い方法です。

 

例えば、コーヒーを立てて飲むとか、
ジムに通ってインストラクターの踊るステップに合わせて踊るとか、
面白い映画を見るとか…などが当てはまるでしょう。

 

ゲームはお勧めしません。
というのも、ゲームをしている間は結構脳に隙間があり、その問題を考えながら、
ゲームをすることが可能だからです。

 

なるべく、その問題から一瞬でもいいので離れ、
楽しめる方法を見つけてみてください。
そのことにより、満たされていない欲求を満たすことが可能です。

 

欲求は5つ種類がありますが、「誰も分かってくれない」という感情の奥には、
誰かにこの努力をわかってほしい」という
力の欲求(選択理論)が満たされていないというのが原因としてあります。

 

貴方は随分頑張った。「誰も分かってくれない」と訴えたいほど、
随分頑張ってきたのです。
なのに、誰も理解してくれず、この努力が報われないと感じている。
とても虐げらえたような寂しく辛い感情を抱えているのです。

 

そんな自分をしっかり癒すためには、人をねじ伏せて「理解しろ!」と言っても、
知覚された世界が違うので、ある程度は理解してもらったとしても、
貴方の深い満たされない気持ちは完璧には満たされないのです。

 

本来は、力の欲求を満たす方法を考えればよいのですが、
それがすぐできない場合は、その代替えとして、他の欲求を満たす。
自分が喜ぶことをどんどん行うのが良いとされています。
ちなみに直接的に力の欲求を満たす方法もここで二つほど紹介しておきます。
A.書いて発信する
書く事は、気づきもあり、誰かが読んでくれている可能性は
その人の癒しと力の欲求を満たすことに繋がります。
絵画は人を癒すと共に、描いた本人を癒しています。
それは誰かが自分の思いを汲んでくれると想像できるからです。

※心理学実験でも実証済みです。

 

 

B.専門家に話す
聞く訓練をしているプロのカウンセラーに話すことで

理解してもらい力の欲求を満たすことができます。

永遠にこの問題が続くことはありません。
いつか、どういった形でかは分かりませんが、
そこに終わりはやってきます。

 

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先ほどの例でいうと、部署が移動になる事もあるでしょうし、
貴方がヘッドハンティングされて、別の会社に代わるかもしれません。
そんなことはどうでもいいと思えるような仲間との出会いや、
今まで気が付かなかったような目立たない人がとても良い人だったと分かるとか、
何かの変化が貴方にきっと起こってきます。

 

 

また、もっと貴方の人生における使命にふと気が付き、物事を一段上の
大きな器で物事を見れるようになってくることもあるでしょう。

 

貴方が幸せな時間を過ごせば過ごすほど、
良い話も舞い込んでくる可能性は増えてきます。
笑顔の人のもとに人は集まるのですから。

 

先日、腰痛を抱える患者さんに対してのアプローチのお話を講義で聞きました。

※『慢性難治性疼痛』横浜市立大学付属市民層語い医療センター 北原雅樹医師
腰痛と言えば、整体だったり外科だったり身体へのアプローチを真っ先に考えますが、
最近の医療は変化してきていて、
「痛みにとらわれない」方法を考えていく療法も考えられています。
そして、それは効果(エビデンス)があり、
腰痛の専門の医師たちは積極的にその方法を
取り入れるようになってきました。

 

また、他の療法で言えば、
認知行動療法の最新形といわれるACT(アクセプタンスコミットメントセラピー)
も同じような方法をとりますし、
又古くからある日本の森田療法と言われる療法もそのような方法をとっています。

 

どれも共通するのは、問題を直視しない、という方法です。

 

あるがままにその事を少し脇に置いておきながら、自分の欲求を満たす。
少し余談になりますが、特に、力の欲求が満たされていないという事があるので、
長期の目で見ていくと、何かこれは!と思う自分の得意分野に次第に臨んで行かれ、
そこで誰かを助けたり、教えたりできる、誰かに「ありがとう!」と言ってもらえる
仕事だったりボランティアをすると次第と長期的に力の欲求は満たされて行きます。

 

まずは、簡単に手に入る欲求を満たす手段を見つけ、
少し心が元気になってきたら、
長期的に手に入る欲求を満たす手段を見つける事。

 

そうすると、少々「誰も分かってくれない」状態が再び出てきても、
満たせる何かをすでに貴方は知っている!
段々とその問題からも遠ざかっていくでしょう。

 

【シリーズ】

悩み総合:誰も分かってくれない①
悩み総合:誰も分かってくれない②
悩み総合:誰も分かってくれない③(最終)

 

 

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