病気はこれまで述べてきたように
私たちの性格に何らかの欠陥があって起こることが分かりました。
完全に治すためには、
常に最善の治療方法を選んで体を治療するだけではなく、
自分自身が自分の性格の欠点を取り除く努力を精一杯しなければなりません。
大多数の人はそのような完全な状態に到達する前に、
紆余曲折を経験しなければなりません。
しかし、努力を重ねれば、誰もが驚くような速さで前に進むことができます。
ただし、自分の不完全な性格に頼らず、世界の偉大な指導者の示す手本や教えに従って、
自分自身を魂に、つまり自分の内部にある神性に同化させることができれば、すべてのことが可能になると言う信念を持たなければなりません。

高慢になりそうなとき・・・
魂の光に照らされない限り、性格だけでは何もできないと言うことを理解してください。
そして、神(天地創造主)の前に謙虚になり、神無しでは何もできないと言うことを理解しようとしてください。

冷酷さ、あるいは憎悪に自分の成長が妨げられているとき・・・
想像主の根底にあるものが愛であることを思い起こしてください。
自分たちと敵対する人たちに対してさえも、良いところを探し、
努力をする事でそのうちにその人たちが向上できるように何か手助けをしたいと思うようになります。
愛と優しさがあれば、すべてを手中に収めることができます。
まずたった一人の人を愛することから始めてその愛を少しずつ広げていきましょう。
愛は愛を呼び憎しみは憎しみを呼びます。

自己愛を克服するには・・・
自分自身にだけ向けられている配慮や関心を自分以外の人に向けることが一番です。
人に尽くすことに夢中になれば、自分の事を忘れます。

不安定を克服するには・・・
迷ったりうろうろしたりせずに、決定を下す、あるいは確信を持って物事を行うことです。
初めは、間違いを犯すこともあるでしょうが、決断力はすぐについてきます。
精一杯生きようとするときに感じる恐れは消え、経験することでより良い判断を下すことができるようになります。

無知を克服するには・・・
経験することを恐れてはいけません。
先入観や思い込みをぬぐい考えに柔軟性を持たせてアンテナをめぐらし目と耳を大きく開いてできるだけ知識を得ようと勤めます。

貪欲さを克服するには・・・
自分たちの周りのどんなものもそれぞれ自分だけの魂の命令に従って自らを成長させていくのだと言うこと、
そして私たちの誰も仲間の成長を励ます以外何もしてはいけないのだと言うことを認識しなければならない。

以上のように、
私たちは、誰も恐れず、誰にも邪魔されず、誰の説得も受けず、自分の魂の命令に従って、
自分を成長させ、自分の義務を果たし、人の手助けをする事で、自らの個性を育てることを真剣に学ばなければなりません。
自分が成長すればするほど、周りの人も助けられることを覚えておいてください。

ただ、人を助けるときに注意しなければならない事があります。
それは助けるのが誰であろうと、人を助けたいという気持ちは、
支配的な人から言われたり説得させられたりして植えつけられたり偽りの義務感から発せられるのではなく、
心の底から自発的に発せられたものでなければならないということです。

最後に精一杯生きることを恐れてはいけません。
私たちは経験をつみ知識を得るためにこの世に存在しています。
真実に直面し、最善を尽くさなければ、ほとんど何にも学ぶことはできません。

参考図書:『バッチ博士の遺産』 著者エドワードバッチ 発行者バッチホリスティック研究会