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辻 弘美 Hiromi Tsuji

ねこ塾

大学卒業後、岡山県の高校教諭を務める。
子育てとともに専業主婦へ。
3人の息子を育てる過程で、計算カードのタイムの緊張からどもり、
大量のドリルに字が乱雑になっていく息子に、
「このままでは、学習の芽がつぶれてしまう」と「ゆっくり・じっくり・丁寧に」に出会い、
子育ての指針を得る。
幼児期~9歳前後の思考と、中学生以降の思考はメカニズム自体が異なります。
前者は、日常生活を通して得られる体感と言葉がつながった視覚イメージを
蓄積していく時期です。
これには小脳がデーターベースとして活躍します。(米国、Giedd博士)
ところが、中学生以降は大脳の発達により視覚イメージの蓄積がストップし、
それまでに構築した「考える方法」思考回路をつかって
大量の情報を処理する過程に入ります。
ですから、9歳前後までは量は少ないけれども、
心に染みこんだ視覚イメージを工夫して「考える方法」を学ぶ大切な時間であり、
この時期にしか出来ないのです。
「スピード教育=考えない特訓」に視覚イメージを心に染みこませる
大切な時間を奪われないでください。
絵図は思考の付け足しではありません。
中・高で「図をかけ!」はよく言われることです。
ここでは、算数の文章題を考えることによって
「言葉→イメージ再現→イメージ変形→変形の流れを数式化」という練習をしていきます。
一週間に一回。
あとはゆっくりと自然の中で遊ばせてあげてください。
体感を心に染みこませるために。